紆余曲折あった私のこれまで④

高校を卒業したことによって、私は所属する場所と、相談できる人を失いました。(仲の良かった美術の先生と、信頼するスクールカウンセラー)


先生には学校へ行けば会えますが、既に生徒という立場ではなくなっていた為、気軽に相談するのは難しい状況でした。
また、卒業が近付くにつれ、情緒不安定になっていったこともあり、それまで働いていた牛乳屋さんも辞めざるを得なくなりました。


心の拠り所を無くしたことにより、私はまた元の引きこもりへと戻っていきます。


私の高校では、卒業するまでの上限が10年(確かそのくらいだったはず)と定められていました。
実際には3年で卒業したので、もっと長く在籍していることも可能でした。
(当時はかなり後悔しました。)
けれどそうしなかったのは、早く自立したいという気持ちが強かったからです。(矛盾しているようですが。)


このまま長く学校に居ても、何も変わらない。そんな気持ちがあったから、不必要な単位を取ってまで長居しようとは考えませんでした。


家での私の生活は、暗く、憂鬱なものでした。仕事をしようにも、面接の段階で疲れ果ててしまうため、毎日「何で生きているんだろう。」と思う日々が続きました。


正直、先の事が全く見えなかった為、「死にたい」と思うことも多々ありました。
それができなかったのは、まだ、私が最悪の状況にいなかった為、何かできることが残されていた為だと思います。
(家があり、今すぐ生活に困るような状況ではなかった。)


とはいえ、一時は布団から起き上がれないほど塞ぎこんでいたのは確かです。

→続く